Ubuntu18.04+virtualboxでPKCS#7 signature not signed with a trusted key

問題点

最近、Ubuntu18.04をupgradeしたら、plymouthのスプラッシュスクリーンに下記のようなエラーが表示されるようになった。VirtualBoxは普通にリポジトリからaptでインストールしたものを使用していた。VirtualBoxを削除するとメッセージは出なくなるので、原因はVirtualBoxだと思う。

[    6.520533] PKCS#7 signature not signed with a trusted key
[    6.520996] VBoxNetFlt: Successfully started.
[    6.522276] PKCS#7 signature not signed with a trusted key
[    6.522450] VBoxNetAdp: Successfully started.

解決策(後に失敗する)

なんか、よくわからないけど、VirtualBox関連ドライバーの署名の問題らしく、既存のVirtualBoxをアンインストールして、最新(6.1)のVirtualBoxをOracleからダウンロードしてインストールしたら出なくなった。

再発

2020/02/02
やっぱりよくわからない解決方法は再発する。また出始めた。特に実害があるわけではないし、正直もう面倒くさいので、表示するログレベルを重要度高いのだけにすることにした。個人で使うノートパソコンなので、今回はこれで十分だと思う。

メッセージのログレベルを確認

まずは問題のメッセージのログレベルを確認する。-lオプションでログレベル指定して表示していくと、今回のメッセージは3のときに表示された。

$ dmesg -l 3

現在の設定を確認

下記コマンドのファイルが設定内容。自分の環境では「4 4 1 7」だった。この値はドキュメントによると下記の説明らしい。
– console_loglevel: これよりも優先度の高いメッセージがコンソールに出力される
– default_message_loglevel: 明示的な優先度のないメッセージは、この優先度で出力される
– minimum_console_loglevel: console_loglevelを設定できる最小(最高)値
– default_console_loglevel: console_loglevelのデフォルト値
なので、1番目と2番目の4のことろを3にすれば良さそうだ。

$ cat /proc/sys/kernel/printk

メッセージを非表示に

ログレベル3をいちいち表示しない設定にするので、表示するログレベルを3未満に設定する。Kernelからのエラー(主にハードウェア)が自動的に表示されない設定になるので、自己責任で定期的にログ確認したほうが良いと思う。Windowsでもログの内容は見ないと分からないんだから、クライアント用途ならこれで良いと思った。

kernel.printk = 3 3 1 7

Ubuntu18.04で認証なしsamba共有を作成する

同一ネットワーク内のほかの端末にデータを渡したい場合に、簡単に共有するための「読み取り専用のsamba共有」を作成するのが目的です。

sambaをインストールする。

# apt install samba

設定ファイルをバックアップする。

# mv /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf.backup

設定ファイルを以下の内容で作成する。

[global]
unix charset = UTF-8
dos charset = CP932
security = user
map to guest = Bad User
guest account = nobody

[usershares]
path = /var/lib/samba/usershares/
browseable = yes
guest ok = yes

/var/lib/samba/usershares/の権限を適宜変更する。今回は個人利用なので777で良い。

# chmod 777 /var/lib/samba/usershares/

サービスの開始と有効化。

# systemctl start smbd
# systemctl enable smbd

Ubuntu18.04でLVDSのディスプレイを無効にする

接続していないのに、なぜかLVDS-1というディスプレイがメインディスプレイになっていて、HDMIで接続しているディスプレイがセカンダリ扱いになっている。無効にしたいので、”video=LVDS-1:d”を追記する。

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash video=LVDS-1:d"

設定ファイルを書き出す。

# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

Ubuntu18.04でmime-typeを追加する

今回はmhtmlファイルのアイコンをhtmlと同じアイコンにしたくて調べた。
下記のようなxmlファイルを作成する。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<mime-type xmlns="http://www.freedesktop.org/standards/shared-mime-info" type="application/mhtml">
  <comment>MHTML Web Achive</comment>
  <glob pattern="*.mhtml"/>
  <icon name="html"/>
</mime-type>

mime-typeのデータベースを更新する。

$ update-mime-database /home/user/.local/share/mime/

Ubuntu18.04が PCIe Bus Error: severity=Corrected, type=Physical Layer, id=00ea(Receiver ID) を吐きまくる

ある日、Thinkpad E480のUbuntu18.04をアップデートしたら、急に下記のようなエラーを約1秒ごとに吐き続けるようになってしまった。
GUIの動作には支障ない。原因はよくわからないが、とりあえず超じゃまなので止めたい。

Oct 22 09:02:45 host kernel: [  288.701027] pcieport 0000:00:1d.2: AER: Corrected error received: id=00ea
Oct 22 09:02:45 host kernel: [  288.701047] pcieport 0000:00:1d.2: PCIe Bus Error: severity=Corrected, type=Physical Layer, id=00ea(Receiver ID)
Oct 22 09:02:45 host kernel: [  288.701058] pcieport 0000:00:1d.2:   device [8086:9d1a] error status/mask=00000001/00002000
Oct 22 09:02:45 host kernel: [  288.701065] pcieport 0000:00:1d.2:    [ 0] Receiver Error         (First)
Oct 22 09:02:45 host kernel: [  288.914160] pcieport 0000:00:1d.2: AER: Corrected error received: id=00ea
Oct 22 09:02:45 host kernel: [  288.914176] pcieport 0000:00:1d.2: PCIe Bus Error: severity=Corrected, type=Data Link Layer, id=00ea(Receiver ID)
Oct 22 09:02:45 host kernel: [  288.914180] pcieport 0000:00:1d.2:   device [8086:9d1a] error status/mask=00000080/00002000
Oct 22 09:02:45 host kernel: [  288.914183] pcieport 0000:00:1d.2:    [ 7] Bad DLLP              
Oct 22 09:02:49 host kernel: [  292.271860] pcieport 0000:00:1d.2: AER: Corrected error received: id=00ea
Oct 22 09:02:49 host kernel: [  292.271865] pcieport 0000:00:1d.2: PCIe Bus Error: severity=Corrected, type=Physical Layer, id=00ea(Receiver ID)
Oct 22 09:02:49 host kernel: [  292.271867] pcieport 0000:00:1d.2:   device [8086:9d1a] error status/mask=00000001/00002000
Oct 22 09:02:49 host kernel: [  292.271869] pcieport 0000:00:1d.2:    [ 0] Receiver Error         (First)

grubの設定をいじる。
・PCI_MSIカーネル構成パラメーターが有効になっている場合、システム全体でMSI割り込みの使用を無効にする。
・PCIEAERカーネル構成パラメーターが有効になっている場合、PCIE拡張エラー報告を無効にする。

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash pci=nomsi"
GRUB_CMDLINE_LINUX="pci=noaer"

設定ファイルを作成する。

# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

再起動したらエラーでなくなった。

IPAクライアント認証されたユーザーでsambaをcifsマウントする

前提条件

ここの手順で構築したサーバーを使用する
ここの手順で設定したクライアントを使用する

fstabに下記を追記する。

//samba.local.example.com/share /mnt/samba/share cifs vers=3.1.1,noauto,sec=krb5i,users,file_mode=0660,dir_mode=0770,nobrl 0 0

ログインしたipaユーザーはチケットを使用して下記コマンドでマウントできる。

$ mount /mnt/samba/share

Ubuntu18.04をIPAクライアントとして設定する

前提条件

この手順で設定したIPAサーバーを使用する
・IPAサーバーのIdMにWEBブラウザなどでクライアントhostを作成しておく

ホスト名をFQDNにする。

# hostnamectl set-hostname client01.local.example.com

FQDNでの名前解決をできるようにしておく。

127.0.0.1    client01.local.example.com

必要なパッケージのインストール。

# apt install freeipa-client

対話型のインストーラーを起動する。
※「–enable-dns-updates」はDNSへのIPアドレス自動更新を有効にするオプション

# ipa-client-install --enable-dns-updates

IPAユーザーのログイン時にホームディレクトリを自動生成する設定。

# pam-auth-update --enable mkhomedir

再起動して完了。