すべてのkernelを削除すると、GRUBから起動できなくなるので、OSのインストールメディアでブートして、そのターミナルでkernelを再インストールする。
kernelのインストール作業
まずはインストールするドライブを特定する。下記のコマンドを実行してインストール対象のドライブラベルを確かめる。自分の環境では “nvme0n1p2” でした。
$ lsblk
次に特定したドライブを/mnt/にマウントする。
# mount /dev/nvme0n1p2 /mnt/
更にインストールに必要なディレクトリやファイルをマウント、バインドする。
# mount -o bind /dev/ /mnt/dev/ # mount -o bind /dev/pts/ /mnt/dev/pts/ # mount -t sysfs /sys/ /mnt/sys/ # mount -t proc /proc/ /mnt/proc/ # cp /etc/resolv.conf /mnt/etc/resolv.conf
chrootを実行してからパッケージリストを更新する。
# chroot /mnt/ # apt update
あとは普通にkernelをインストールする。自分はkernelのバージョン5.3.0-51をインストールした。
# apt install linux-headers-5.3.0-51 # apt install linux-headers-5.3.0-51-generic # apt install linux-image-5.3.0-51-generic # apt install linux-modules-5.3.0-51-generic # apt install linux-modules-extra-5.3.0-51-generic
GRUBの設定を更新してインストールしたkernelを示すことを確認する。
# update-grub
Ctrl+Dでchrootを解除し、下記のコマンドでマウントを解除する。
# umount /mnt/dev/pts/ # umount /mnt/dev/ # umount /mnt/sys/ # umount /mnt/proc/ # umount /mnt/
再起動して正常に起動することを確認。