AlmaLinux9のシャットダウン時にgrubが表示するdracutの警告を隠す

AlmaLinux9.3をノートパソコンにインストールしてみると、シャットダウン時に下記の警告が表示され、カーネルパラメーターに”loglevel=0″を設定しても表示されてしまう。色々調べて試したが、どうにもならないし、なんとなく無視してよさそうなメッセージなので、とりあえず隠したい。

dracut Warning: Killing all remaining processes
dracut Warning: Cannot umount /oldroot

かなり無理矢理な手段だが、文字色を黒にしてしまう手段で対処する。ちなみに0x00の最後の1桁が前景色で最後から2桁目が背景色。ディストリビューションによって色の定義が異なる場合がある。
(0:黒/1:青/2:緑/3:シアン/4:赤/5:マゼンタ/6:黄/7:薄灰/8:灰/9:薄青/10:薄緑)

# grubby --args vt.color=0x00 --update-kernel ALL

これでgrubが出力するメッセージは隠れてる。我ながらかなりの強行策だ。ただ、Ctrl+Alt+F1〜F6で切り替えられる仮想コンソールも隠れる。ログインぐらいは何も映らなくてもできるので、ログイン後の”.bashrc”の最後に下記を追記して対処する。

…
if [ "$TERM" == "linux" ]; then
    setterm --foreground white --store
fi